‐特殊糸リフト小顔デザイン‐

メスを使わない小顔形成 特殊糸を用いた吊上げ・顔の若返り

糸に付けられた切り込み、棘によって組織を牽引、引き上げる方法です。
糸の力のみでリフト力を維持し続けるばかりではなく、周囲に弾力のある生体のコラーゲン組織をリフト方向に形成させることでよりリフト効果を保つことができます。糸によりそれぞれ特徴があるため、近年ではメスを用いたフェイスリフト手術に代わり、複数の糸の長所を取り入れた複合手術も珍しく無くなりました。当院では、ご希望部位に対して最少本数で最大の効果をもたらしつつ、リスクを最小限にしたオーダーメイドデザインで施術しています。たとえばほうれい線とインディアンラインとマリオネットラインおよびブルドッグの様なタルミならHAPPY LIFT23.2を1〜2本/片方で施術可能です。

アプトスワイヤー

西暦2000年ロシアのスラマニーチェDrにより、傷跡や陥凹部を囲い込み縫縮して引締るための特殊なワイヤーと施術方法が開発され、論文誌上に発表されました。以後、APTOS糸など若返り用の特殊リフト糸やその挿入デザインへと発展してゆきました。「アプトスワイヤー」は針に特殊なワイヤーメスが付けられています。皮膚の下に針を通して、皮膚を切ることなく組織をカットすることができます。そして、その間に新しい組織を生成させたり、フィラーなどの皮下注射を入れて、シワなどを改善します。図のように、針でシワを囲むようにワイヤーを通すというシンプルな施術になります。わずかな針の傷跡が残るだけで、肌表面には全く施術の跡を残すことなく、効果的に深いシワが改善されます。


アプトスによるリフティング~スレッドリフト

西暦2001年にロシアのスラマニーチェDrによって開発・発表されたAPTOS糸はポリプロピレン(ナイロンの一種)でできていますが、糸の真中で双方向に向きを変えたギザギザ(フェザー)がついているのが特徴的です。挿入時にはこのギザギザに組織が引っかかり、ある程度のリフト力を発揮するのですが、遅発的に繊維芽細胞が刺激され、この糸の周囲に厚みのあるコラーゲンチューブを形成することが動物実験でも確認されています。メスを使うことなく、脂肪の下垂を引き上げるリフティング施術を行うことができ、傷跡も針穴程度ですむので、リスクが低く、ダウンタイムが少ないことも特徴です。局部麻酔による施術でシンプルかつ安全です。


ハッピーリフト

アプトス糸の開発会社がさらに改良を重ね開発した、新しいリフティング糸です。 顔や首のしわやたるみを引き上げる効果(リフティング効果)+体内のコラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進し、水分保持力を高めてハリのある引き締まったフェイスラインに導く効果(リバイタライジング効果)があります。また、生体に優しい材質(生分解性ポリマー)で、アプトス糸と異なり8~12ヶ月で糸は体内に完全に吸収されます。 アプトス糸に比べ、リフティング力・張力・体内コラーゲンやヒアルロン酸を産生する作用が強化されており、海外ですでに縫合糸として使用され、安全性に優れています。

シルエットリフト

リフト専用特殊糸の役割は、糸の力のみでリフト力を維持し続けるばかりではなく周囲に弾力のある生体のコラーゲン組織をリフト方向に形成させることも あることが判ってきました。その一方で、コラーゲン形成ばかりに頼らずアンカー(固定部)とナイロン糸でより確実に吊り上げるSS-ケーブルリフトや、それとは反対に糸のリフト力に頼らず、形成されたコラーゲンのみのリフト力だけを頼りにする吸収糸Happy liftも開発されてきました。近年では、その両方の特徴をもち且つ万一の場合にも比較的容易に抜去できる新しい概念の糸「シルエットリフト」も開発されました。

シルエットリフトに関するよくあるご質問

施術時間は? 約45分
麻酔は? 局所麻酔
ダウンタイムは? 約2日〜4日
最終的な仕上がりまでにかかる時間は? 約1週間〜2週間
効果の持続時間は? 約2年〜4年(非吸収糸)(非吸収糸は再度引き上げが可能)

シルエットリフトと従来品の比較

シルエットリフトは、アプトスやハッピーリフト等の従来型のどのリフト用専用糸よりも牽引力に優れていて、お顔にも優しい構造になっております。更に、シルエットリフト開発者スペイン ロバート・ピッツァミリオ教授が日本人に合うシルエットリフト糸の開発に際して、日本国内でリフト糸に関する最多デザイン論文を発表している九野にアドバイスを受け、2009年2月ハッピーリフトよりも長持ちする完全吸収型の新シルエットリフト糸を完成させてくれました。この吸収糸は約2年~2年半で吸収されてしまいます。

シルエットリフトとアプトス・ハッピーリフトの比較

アプトス、ハッピーリフト
・糸に付けられた切り込み、棘によって組織を牽引、引き上げる
・切れ目の部分は糸の強度が弱くなるため、糸が切れる可能製がある(切れやすいため2-0糸を使用)
・1つの棘は平面的にしか組織を牽引できない
・糸を抜き取る場合、棘により糸を取り除くことが容易ではない
シルエットリフト
・糸に付けられたコーンによって組織を牽引、引き上げる
・糸自体に切れ目がないため、糸の耐久性が高い(3-0糸を使用)
・1つのコーンにより360度立体的に組織を牽引することができる
・コーンは吸収性なので糸を抜き取る場合、糸を取り除くことが容易である

シルエットリフト開発者  スペイン ロバート・ピッツァミリオ教授

完全吸収型シルエットリフト 開発アドバイザー Kunoクリニック院長 九野と既発表論文

エンドタイン

小切開をして突起のついたリボン状のインプラントを埋め込み、皮膚や筋膜を引き上げる手術です。従来のフェイスリフトに比べ切開創や剥離範囲が狭く、ダウンタイムも少なくなります。インプラントは約10ヶ月かけてゆっくり分離吸収され、最終的にはなくなるので体内の異物を入れる事に抵抗のあった方に安心して受けていただける手術となります。これまで難しかった中顔面(MIDFACE)部分のリフトも、新素材エンドタインの登場によってより効果的に行えるようになりました。


中顔面(MID FACE)用のみならず前頭用、下顎用、頸部用など各部位専門の完全吸収定具が実用化され、其々の専門器具も開発されています。1素材当たり固定強度・吊上げ度共に最大なのですが、安全な吸収性の素材であるため、 残念ながら半永久効果はありません。また、切開法を併用するためフェイスリ フト手術時のSMAS引き上げなどでは併用または補助素材としても有用です。


メスを用いるフェイスリフト手術と特殊糸の手術比較

  フェイスリフト手術 特殊糸手術
手 術 方 法 コメカミや髪の中などからメスで切開し、タルミ部分を引き上げて余った組織を切除する方法です。 棘のようなギザギザの加工をした特殊な糸を針を使って通します。棘が組織を引き上げてタルミを改善します。
手 術 時間 長い
部位にもよりますが剥離・止血・SMAS縫縮・縫合に時間を要するため長時間の手術となります。
短い
針で糸を通していくだけなので糸の本数によりますが30分程度ですみます。
ダウンタイム 長い
術後は創部を圧迫固定します。腫れは一週間ほどでほとんど引きますが、内出血等が完全になくなるまでには数週間かかることがあります。
短い
術後の腫れが少なく、直後から数週間かけてゆっくりリフトアップしていきます。針穴以外は当日からお化粧していただくことも可能で、仕事をなかなか休むことができない方などにもおすすめの手術です。
傷跡 大きい
メスで切開するため傷は特殊糸手術に比べて大きくかつ目立つこともあります。
針穴のみ
傷は数か所の針穴のみでほとんど目立ちません。
合 併 症 術後感染、血腫、顔面神経麻痺、知覚障害、目立つ瘢痕、色素沈着、脱毛、耳の変形などのリスクがあります。 軽い内出血や引き攣れ感が起こることがあり、糸が外れた場合リフト効果が減弱または左右差が出る場合があります。傷が針穴のみなので感染のリスクは低くなります。

特殊糸手術における当院と他院との違い

特殊糸手術における重要な最大要素は(1)糸の種別による特性 (2)デザイン (3)お客様の希望と特徴です。

特徴:1 糸の素材は世界中から最先端のものを仕入れています

古典的アプトス糸・ワプトス糸をはじめとし、吸収糸では世界ブランドのプロモイタリア製ハッピーリフト、金の糸では純度99.999%の世界ブランド・スペインロルカマリン製スキンゴールド、日本国内初導入の次世代シルエットリフトを全て取り揃えています。

特徴2:世界屈指の豊富なデザインパターン。

学会で既発表の主要基本デザインパターン数は、世界最多です。 当院は特殊糸手術の経験が十分にあり、あらゆる糸の特性を知り尽くしているため、安全に施術できます。

特徴3:当院の特徴3:全例オーダーメイド施術。

現在はそれらを組合せたオリジナルオーダーメイドデザインを施しており、あらゆるご希望に対応する事ができます。お客様のお顔の特徴とご希望通りに合わせてより自然で効果的な結果になるように、全例オーダーメイド施術を実施しております。必要であればメスを用いず複数種類の特殊糸を用いてトータルデザインを施し、自然で長持ちする組合せを最小本数で施術する事も数多く実施しております。

リフト専用特殊糸によるリフト手術の利点・特徴

1. 切開式と比較して傷跡が目立たない
2. 血腫や感染のリスクが少ない
3. 皮弁壊死や脱毛がない
4. 麻酔量が少ない。ダウンタイムが短い
5. 顔面神経側頭枝や内側浅(sson)・外側深(dson)眼窩上神経等の損傷リスクが少ない(殆どない)
6. 弛みとシワ・溝の改善が一期的に可能で顔面のボリューム増減が無い
7. 手術時間が短い・費用が低い
8. 不自然な眉形・驚いた様な表情にならないように容易に調節可能

リフト専用特殊糸によるリフト手術の欠点・問題点

1. 吊上げが外れると効果が減弱または左右差を生じることがある
2. 皮膚のダブつき(skin bunching)や陥凹( skin dimple)を生じることがある
3. 稀に糸の露出や結節状の腫瘤を生じることがある
4. 引き攣れ感や違和感が生じることがある
5. 遠隔リフトでは全ての皺や弛みが改善されるわけではない
6. 術前シミュレーションで改善が見込めない非適応症例も存在する
7. 長期効果の客観的データがない(永続的効果が得られるのかという疑問)
8. 術中起座確認しないと過度の吊上げで不自然な表情となることがある

学会資料:日本美容外科学会誌(誌上にて九野院長発表)