エレクトロポレーション

エレクトロポレーションとは?

メソアクティスは全く痛みを伴わず、最大陰加電圧やパルス時間幅が自動的に調整されている安全な薬液導入器です。電圧波形は顔・体・傷跡等の施術部位やシワシミ美白スリム化等の施術メニューによって異なり、応用範囲が広い最高の薬液導入器といえます。

エレクトロポレーション(電気穿孔)法は、1972年E.Neumannらが電気的に刺激すると小胞膜を通して分子を輸送できると報告して以来研究が活発化し、J.C.Weaverらの基礎的機構の追及に伴って遺伝子交配等への活用に関する研究が進められてきました。美容用電気穿孔器はイタリアのMicrolab社等を中心に開発されアクシダーム、メソダームからメソアクティス等に改良されてきました。近年、医療や美容の有効成分を無痛迅速に経皮導入する手法として注目を浴びています。

※ エレクトロポレーション施術は梅田院限定です。


加薬する薬液の効果は?

当院では海外一流メーカーに製造依頼しているオリジナルメソリフト薬液があります。特にお肌全体の質感改善若返りに効果があり、更に美白効果肝斑シワタルミ傷跡の改善など20分程度の施術で直後からも効果が現れます。ほとんどの美肌有効成分のある一定の分子量の医薬品の導入が可能なため、薬剤の適正な組合わせによりメタボリックシンドロームや加齢臭改善への応用も期待できます。

オプションでグルタチオン、CoQ-10、ビタミン16種などの肌質改善・長期効果持続の薬剤を導入することができます。当院では世界中から最先端のお肌への有効成分を仕入れていますので、詳しくはお問い合わせください。

効果の作用期間は?

効果作用期間は、イオン導入等と同じく永久的な効果があるものではありません。個人差はありますが、1回の施術での効果は数週間〜数ヶ月程度と言われています。お肌の状態を見ながら、継続して施術されると効果的です。

ダウンタイムは?

痛み・出血・腫れの心配がなく、お肌に優しい施術方法ですので、ダウンタイムはありません。

イオン導入との違いは?

電気を使うという点ではエレクトロポレーションと同じですが、イオン導入ではイオン化する小さな物質(ビタミンC誘導体など)を電気の力(反発する力や引き合う力)を利用して肌の内部に浸透させます。そのため、イオン化しない物質や高分子の物質は導入できないという欠点がありました。エレクトロポレーションでは電気パルスによって穿孔を開けるため、ヒアルロン酸やコラーゲン、トラネキサム酸、ビタミンA・C・E、CoQ10などのサプリメントなどのイオン化しない物質も肌の奥深くにしっかりと浸透させることができます。

光治療(ポラリス・フォトフェイシャル)との違いは?

光治療は皮膚内部で熱を発生させ、組織に一度ダメージを与えることで肌再生を促す治療です。

ポラリスについて フォトフェイシャルについて

エレクトロポーションは電気パルスで薬液を浸透させていくので皮膚へダメージを与えることがほとんどなく、安全な治療法です。

イオン導入・超音波導入・エレクトロポレーションの比較表

比較表

ヒアルロン酸の導入結果(1046cm-)

電気穿孔器以外の超音波穿孔器とイオン導入器ではほとんど導入されませんでした。
電気穿孔器の中では、4%>2%>1%の順に導入濃度が多かった。
高分子であるヒアルロン酸は、皮膚を穿孔するタイプの電気穿孔法でないと導入されないと考えられています。

ヒアルロン酸のATR赤外吸収スペクトル

導入物質のスペクトルが導入液のスペクトルと一致することから、高分子であるヒアルロン酸が、正極プローブでは導入されず、負極によって確かに導入されたことがわかりました。糖のCO伸縮の1046cm-1を基準にして導入濃度を求めました。

ヒアルロン酸とコラーゲン混合水溶液(医師用)のスペクトル

医師向けのヒアルロン酸・コラーゲンの混合水溶液を電気穿孔法で導入しました。同じ高分子でも、コラーゲンの方がヒアルロン酸よりも皮膚に浸透しやすいことが示されました。

メソアクティスは全く痛みを伴わず、最大陰加電圧やパルス時間幅が自動的に調整されていて安全です。
電圧波形が顔、体、傷跡等の施術部位や、しわ、シミ、美白、スリム化等の施術メニューによって異なり、応用範囲が広く最高の導入器といえます。

明星大学理工学部化学科 教授・理学博士 上田 豊甫先生
「経皮的エレクトロポレーション(Dermo-Electroporation)法による物質送達効率の検討」
第107回目日本皮膚科学会総会 ランチョンセミナー20 2008.4.20 より抜粋

皮膚のレンガ壁モデル

ケラチン基質の角層細胞からなるレンガが、多層ラメラ脂質二重層膜の細胞間脂質からなるモルタルで張り合わされて、バリアとなります。
「Electroporation of Cells and Tissues」 James C.Weaver
IEEE TRANSACTIONS ON PLASMA SCIENCE, VOL.28,NO.1,FEBRUARY 2000 より抜粋