Q14次世代のボトックス注射とは?【ボツリヌストキシン】
ボツリヌストキシンとは神経終末のアセチルコリンの放出をブロックすることで一時的に一部の神経をマヒさせる筋弛緩剤の一種です。表情ジワには効果がありますが、例えば無表情時でさえ深い溝になっているほうれい線には効果はありません。自然な表情を保つため投与部位や注入量は ある程度厳密に決まっています。ボトックスはボツリヌス菌毒素から抽出された成分でできており、ボツリヌス菌は入っておりません。ボツリヌス毒素には筋肉の動きを鈍らせる働きがあり、額の横ジワや目尻の表情ジワなど筋肉の動きによってできるシワや、筋肉の働きを抑制することで下アゴの咬筋によるエラのはりを改善させます。また多量の汗を出す神経伝達物質の放出を抑える働きもあるので、多汗症の治療にも用いられています。毒素とはいっても元々は眼科などでも使われてきた治療薬で、注入する量もごく少量なので安全です。次世代のボツリヌストキシン注射Regenoxとは、アラガン社製ボトックスを目標に新開発された次世代のボツリヌストキシン薬剤です。期待される効果は従来のボトックスと同様ですが、他のエンドトキシン(毒素)を抑えて製品純度が更に高くなり耐性(効き目がなくなること)や副作用発生頻度が更に減少しました。この製品は、韓国一流メーカーのHANS biomed社製で、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)が輸出を認可し、料金も比較的安定しています。